DeNAはサヨナラ負けで、巨人戦の連勝が6で止まった。2点リードの9回、抑えの三嶋一輝が踏ん張りきれなかった。1死一、二塁から代打八百板に適時打を許した。ここで三浦大輔監督が5月28日楽天戦以来、今季2度目のマウンドに向かった。「雰囲気にのまれるな。リードしてるのだから」と声をかけ、三嶋もうなずいた。だが、続く松原、坂本と3連打を許し、最後は岡本和に中犠飛を浴びた。

三嶋は開幕戦でサヨナラ本塁打を浴びるなど、巨人戦だけで3敗目となった。このカードの防御率は11・17。一方で他のカードは同通算1・73と安定している。三浦監督は「ボールどうこうというより、ヒット1本出たら、守りに入ってしまうのか。ああいうピッチングになってしまいますね」と首をかしげた。最速154キロと球は走っていただけに、原因は精神面かと問われると「それもあると思います。四球も絡みますし」。今後の起用については「現時点で決まっていることはない」とした。

これで再び自力CS進出が消えた。三浦監督は「最後はああいう形で結果は負けましたから、1個ずつ勝っていくしかない。勝てなかったのは、あそこで判断したのは自分なので、申し訳なかった」と背負った。【斎藤直樹】