ロッテの1970年以来となる優勝マジック点灯は持ち越しとなった。ソフトバンク相手に引き分けたものの、オリックスが楽天に勝利したため、この日の点灯はならなかった。

勝てなかったが、粘り強く戦い、負けなかった。先発の二木康太投手(26)は6回途中1失点。打線は1点を追う7回、不調だった安田尚憲内野手(22)が代打で値千金の同点適時打を放った。山口の一塁強襲安打や角中の果敢な走塁で2死一、三塁。ソフトバンク・マルティネスのフルカウントからのチェンジアップに食らいつくと、打球は右翼前にしぶとく落ちた。安田は9月4日の日本ハム戦(ZOZOマリン)の第2打席以降、27打席無安打だったが、大事な場面で久しぶりのHランプをともした。

この日の試合でロッテが勝ちか引き分け、オリックスが負ければマジック26が点灯するはずだった。51年ぶりの「M」はお預けとなったが、頂点を目指し、チーム一丸となって戦い続ける。