今季限りで引退する阪神桑原謙太朗投手が最後の力を込めて3球投じた。2軍オリックス戦の9回に登板。大下と対戦し、最後は136キロの直球で空振り三振を奪い、マウンドを降りた。

「大下くんに温情で三振していただいて、ありがたい限りです」。14年まで4年間在籍したオリックスベンチにも深い礼をした。「ファームが優勝したので、その流れで1軍も優勝して、いい流れで(プロを)終わらせていただきたい。下の子たちがしっかりしてるので心配せずにユニホームを脱げます」。プロ14年で3球団を渡り歩いた苦労人がプロ野球生活に終止符を打った。