ロッテが首位攻防戦で今季ワーストの15失点を喫し、2位オリックスに連敗した。5回に先発美馬が先頭から3連打され、1死後に東妻に交代するもモヤに逆転3ランを被弾。この回一挙6失点で、2点リードをひっくり返された。唐川も9回に5失点するなど、打者一巡とされるイニングが2度もあった。1つ勝てば優勝マジック点灯という局面での大敗。井口監督は「大事な試合で一方的なゲームになってしまった。見に来たお客さんに申し訳ない」と声を落とした。

打線がつながりを欠き、守備では藤岡に2失策が出た。2夜連続の3ランによる逆転負けで、ついに1ゲーム差に迫られた。井口監督は「打線も含めて今機能していないところがある。守りも2日連続で1発打たれてますからね。しっかり警戒していきたい」と話し、最後は「もういいですか」と囲み取材を終了した。

▽ロッテ美馬(5回1死一、三塁で降板して6敗目)「あの回は投げ切らないと…。中継ぎの人に申し訳ないです」

▽ロッテ加藤(7年目でプロ1号2ラン。トレード移籍後初打点)「今まで打撃の方でチームに迷惑をかけていた。(本塁打は)初めてなのでちょっと興奮してよく分からないです」