DeNAのドラフト2位ルーキー牧秀悟内野手(23)が、通算26本目の二塁打を放ち、新人のシーズン二塁打数で自身の持つ球団記録を更新し、セ・リーグの3位タイに並んだ。4回無死一塁の第2打席、西勇の142キロ内角低めシュートを左翼線にはじき返した。26二塁打は、58年長嶋茂雄(巨人=34)98年高橋由伸(巨人=32)に次ぎ、98年坪井智哉(当時阪神。現DeNA打撃コーチ)と並んだ。

牧はプロで初めてスタメン4番に座った。球団で新人が4番を打つのは、球団史上初優勝した1960年(昭35)6月12日の黒木基康外野手(黒木弟)以来、61年ぶり。ドラフト制後では初の快挙となった。オースティン外野手が左ふくらはぎの肉離れで登録抹消。佐野恵太、宮崎敏郎、ソトら4番経験者がいる中で、前日まで3番を打っていた牧が抜てきされた。

第1打席では、カウント1-1から142キロのシュートを左前へ、チームの初安打を放っていた。