DeNAは4連敗で今季最多の借金18となった。打線が2回から5回まで4イニング連続で先頭打者を出塁させながら、今季10度目の完封負けを喫した。

8安打を打ちながらの無得点に、三浦大輔監督は「ノーアウトのランナーを生かせなかった。バントミスもありましたし、そういうところだと思います」と振り返った。

無死で出した走者が進まない。2回は宮崎が三塁ライナーで併殺となった。3回は大貫が送りバントを失敗。4回は牧が二塁打でつないだが、5回はまたも大貫がバントを空振り三振した。8回は佐野が二塁ゴロの併殺打となった。

主砲のオースティンが左ふくらはぎ肉離れで登録抹消となり、4番には球団の新人では60年黒木基康以来、61年ぶりに牧秀悟を置いた。「状態もいいし、勝負強いので4番にしました」。試合前には、牧に直接話した。「4番でいくけど、いつも通り自分の打撃をしてくれ。何も変える必要はない」。牧は期待にこたえて2打席連続安打。第2打席の二塁打は26本目で、セ・リーグ3位タイとなった。

三浦監督は「牧らしい打撃でした。しっかりと、うまく腕をたたんでシュートをヒットにした」と評価していた。

▽DeNA大貫(7回途中2失点で6敗目。連勝が5で止まる)「勝負どころで本塁打を許してしまい、チームに流れを持ってこれなかったことが悔しい」