「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」がいよいよ今日11日に行われる。ノースアジア大明桜(秋田)・風間球打投手にはソフトバンクが事前に1位指名を公表。また、大学生トップ左腕の呼び声高い西日本工大・隅田知一郎投手は西武が1位を公言している。果たして運命の結末は-。

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★プロ野球ドラフト会議★

◆日時 10月11日(月)午後5時開始

◆場所 東京都内

◆テレビ中継 地上波はTBSテレビ系、CSはスカイA

◆ラジオ中継 ニッポン放送

◆インターネット中継 Paravi、Sports Bull

 

【概要】

◆指名人数 原則として1球団10人以内。他球団が全て選択を終了して12球団で計120人に満たない場合は、120人に達するまで11人以上指名できる。終了後、合計120人に達しない場合は、参加希望球団による育成選手ドラフトを行う。

◆1位 12球団が一斉に指名する入札抽選で行う。単独指名は選択確定。指名が重複した場合は抽選で決定。外れた球団は再度指名し、重複したら再度抽選。12球団の1位が決定するまで繰り返す。

◆2位以下の指名順 公式戦の最下位球団から。指名優先権は隔年で両リーグに順番に与えられ、今年はセ・リーグの最下位から。ドラフト開催時にリーグ最終順位が確定していないため、ドラフト前日(10日)終了時点の公式戦順位を採用する。

◆選択可能選手 高校生、大学生はプロ志望届の提出者。社会人は高卒3年目以降、大卒2年目以降の選手。外国のプロ組織に所属した選手は、いずれかの球団がドラフト7日前までにコミッショナーに通知し、選択可能であることを全球団に通告された選手。高校や大学卒業時にドラフト指名を受けず、独立リーグに加入した選手は、最短1年で指名を受けることができる。角中勝也(ロッテ)や伊藤翔(西武)らは高卒1年後、又吉克樹(中日)らは大卒1年後に、独立リーグを経てドラフト指名されている。

◆オンライン方式 09年から19年まで、ドラフト会場にファン約1000人を招待していたが、新型コロナウイルス感染防止のため昨年と今年は無観客。12球団の代表者が一堂に会していた方式を取りやめ、ホテルの個室からオンラインで指名した。

 

【主な変遷】

◆第1回ドラフト会議 自由競争による契約金の高騰から球団経営の危機が叫ばれ、65年に初めて開催された。各球団は希望選手名簿を提出。重複した場合は抽選で決め、12球団が1人ずつ選択した後の2位からウエーバー順(シーズン最下位から)で指名した。

◆予備抽選制 67年から77年まで、指名する球団の順番をくじ引きで決めた。

◆入札制度 78年から92年まで採用され、重複指名の場合はくじ引き。

◆逆指名 93年導入。1、2位に限り大学、社会人選手が球団を選べる逆指名を認めた。3位以下はウエーバー順で指名。

◆自由獲得 01年導入。自由競争で各球団2人まで(高校生を除く)の獲得が可能になった。自由獲得枠を使わなかった球団はドラフト1巡目から指名入札に参加でき、高校生トップ選手と、大学・社会人トップ選手を独占することは難しい制度だった。05年には希望入団枠と名称が変わり、2枠から1枠に減少。07年廃止。

◆分離開催 05年から高校生と大学・社会人を分ける新制度になり、07年まで継続した。05年には育成選手ドラフトが始まった。

◆一括開催 08年から大学・社会人、高校生の区別をしない一括開催が復活。

 

★育成選手★

原則として支配下選手が65人以上いない球団は保有できない。最低年俸230万円。オープン戦や2軍の試合に出場できる。背番号は3ケタの番号を使用。身分を支配下選手に移行すれば1軍出場可能。主な育成ドラフト入団選手では08年に山口鉄也投手、09年に松本哲也外野手(ともに巨人)が新人王に選ばれた。千賀滉大投手-甲斐拓也捕手(ソフトバンク)のバッテリーや、昨季盗塁王の周東佑京内野手(同)、今季盗塁王を争う和田康士朗外野手(ロッテ)、昨季中盤からスタメンに定着した松原聖弥外野手(巨人)らがいる。育成選手ドラフトは正規のドラフト終了後に引き続き行い、05年に初めて開かれた。

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