ドラマ「北の国から」などで知られる俳優の中嶋朋子が、試合前のファーストピッチに登場。マウンド手前から投球し、ボールはワンバウンドへ捕手の元へ。笑顔を浮かべ、スタンドへ一礼した。

この日は、8日から始まったイベント「ドラマ『北の国から』放映40周年 愛と誇りをありがとう」の最終日。ファーストピッチの前には、ドラマで主演の黒板五郎を演じ、今年3月に亡くなった田中邦衛さん(黒板五郎役)の追悼セレモニーが行われ、五郎の娘、蛍役の中嶋と脚本家の倉本聡氏が来場した。

チームは04年に北海道移転後、攻撃のチャンステーマとして「北の国から」のテーマ曲を使用している。もともと、栗山監督と親交のあった倉本氏は「ファイターズの試合の途中で北の国からのテーマ曲を流していただいておりますが、そのたびに原稿を催促されているような気分になって、いつもモゾモゾしております。僕はもちろんファイターズのファンですが、今年はダルビッシュ、大谷翔平、2人のここの卒業生が、世界の中で、あれだけ活躍することが出来たことを、ものすごく誇っていいと思います。日本の宝物を作り上げたという、そういう感じが致します」と“ファイターズ愛”を語り「最後に、個人的な大ファンであります斎藤佑樹さん、長いことご苦労さまでした」と、あいさつした。

東京出身ながら、現在は北海道栗山町に居を構え、自然の中で暮らしている栗山監督は「あのドラマがなかったら、北海道に住んでいない可能性もあったような気がする。それくらい影響を受けた」と話した。