巨人原辰徳監督(63)が、今回のドラフトを「90点以上」と高評価した。

1度目の入札では西日本工大・隅田知一郎投手(4年=波佐見)は4球団競合で抽選で外れたが、最速152キロ右腕の関西国際大・翁田(おうた)大勢投手(4年=西脇工)を1位で指名。上位3位まで大学・社会人の即戦力投手を指名し、指名全7選手中6人が投手でその内3人がサウスポーと、投手力強化の課題を確実に補うドラフトとなった。

支配下選手指名後、原監督の主な一問一答は以下の通り。

 

-総括

原監督 思っていた以上の選手たちを指名することができた。即戦力の選手、そして将来性という部分においてもですね、投手中心にはなりましたけど、非常にバランスのとれたいいドラフトであった。左のパワーヒッター(5位の法大・岡田悠希外野手)も指名できたし、大きく育てたいと思っております。

-何点

原監督 90点以上ですね。上位指名はもちろんなんですけども、4位、5位、6位、7位、この辺も非常に魅力ある選手、逆にいうならば、よくぞこういう素晴らしい選手たちが残ってくれていたなと考えております。

-7人中6人が投手

原監督 非常に優れた投手の人たちが多かったというところですね。バランス的にいえばもう少し野手の方もというのはあるんですけど、ジャイアンツの全体のバランスも含めて今年は投手、こういう形がベストであろうということで我々の中で考えました。

-2位と3位は先発

原監督 私は先発ローテーションを目指して十分戦える3人という風に考えています。もちろん高校生の人たちもその可能性はないとは言えませんけども、そのつもりで上位3人の選手はですね、ジャイアンツの門をたたいてもらいたいと思っております。

-2位山田について

原監督 左投手として、評価は2番手であったというところですね。ですから、2位で取れたというのは非常に大きいことなんですね。

-下位の代木、花田は打撃も評価が高いが投手で

原監督 まずは投手でしっかりといってもらいたい。当然、非常に無限の可能性を持っていると思うのでね、そこら辺はしっかりコミュニケーションを持ちながらね、まあしかし、走攻守、センスの高い、野球選手としての能力が非常に高い選手だという風に、指名できたことは非常にありがたい、良かったですね。

-指名選手へメッセージ

原監督 ジャイアンツが指名させていただきました。どうかですね、選手の皆さんは大きな夢と、希望を持ってジャイアンツのユニホームを、ジャイアンツの一員として着てくれることを待っております。