立花学園(神奈川)の永島田輝斗投手(17)が、ロッテから育成3位で指名された。

この日は寮の食堂で黙食しながら、仲間たちと指名を待った。「最後の最後までなかなか呼ばれなくて」と不安が募ったというものの「指名していただいて、みんな本当に喜んでくれました。心の底からうれしく、幸せな気持ちでした」と電話取材に答えた。

中学時代までは捕手で、高校入学後に投手に転向した。最速135キロだった直球が、今は150キロに到達。同校の志賀正啓監督が19年に導入した測定機器「ラプソード」で自身の球の数値や回転をチェック。今では球速アップに加え、直球の回転数もプロ級の2300回転に。「監督や仲間に使い方を教わって、練習して積み重ねてきた成果だと思います」と、伸び盛りの右腕は胸を張る。

指名後には、寮の風呂でホッとひと息。仲間からは「これからだぞ」と励まされたという。「筋肉面、体作りからしっかり鍛えて、指名していただいたマリーンズのために一生懸命努力したいです」と決意を新たにしていた。【金子真仁】