西武から3位指名された中大・古賀悠斗捕手(4年=福大大濠)が18日、東京都八王子市内の同校で前田俊郎球団本部編成グループ育成アマチュア担当チーフらの指名あいさつを受け「1年目から即戦力として勝負したい」と力強く語った。

同じポジションの森友哉を目標に掲げ「森さんを越えなければ試合には出られない。そこを目標にして、入団したら、森さんのプレーを見て盗んで、自分の力にかえて勝負したい」と早くもライバル心を燃やした。

明るいキャラクターでも森には負けてはいない。「自分は声で引っ張るタイプ。元気を出して、ムードメーカーになるくらい愛されキャラになりたい」と、野球以外でもアピール。元来は「飲みニケーション」も得意とするところ。ビールに日本酒、コンビニのあたりめがあればお手のもの。投手陣ともコミュニケーションをとって、リードに生かすつもりだ。

優勝請負人を誓う。中大入学後、1年春からリーグ戦に出場。2年秋には中大15年ぶり25度目の優勝に貢献した。清水達也監督(57)も「古賀が好守にわたり活躍してくれた」と立役者に挙げる。その年に、パ・リーグ優勝を果たしたのが西武だ。古賀は「西武は現在5位。中大も秋季リーグ戦は現在6位。ちょっと似ている」と重ね合わせた。

優勝の原動力を知り得ている。中大優勝時を振り返り「分析力」と話す。「大学入学後は、ずっとビデオを見て研究。頭に入れて有利に立った状態で試合に臨み勝利につなげた」と自信をもつ。

すでに戦いは始まっている。ドラフト直後から、次のステージに向け「どうやったら活躍できるか」と西武のSNSを見て、投手陣や、プロの打撃を分析。「自分は打撃が課題。準備は100%にしてプロに臨みたい」と心の準備はできている。「来年は自分が優勝に導きたい」と力強く誓った。