DeNA中井大介内野手(31)が引退試合で安打を放った。古巣巨人との試合。7回の先頭で登場した。カウント1-1からの3球目、畠世周の148キロ直球を右前に運んだ。

通算506試合目、1036打席目で、228本目の安打を放った。今季は4月11日の阪神戦以来となる2安打目。一塁塁上でヘルメットを取ると、球場全体へ頭を下げた。代走知野直人が告げられると、涙を流しながらベンチに戻った。有終の美を飾った背番号0に、球場全体から温かい拍手が送られた。

ボールはDeNAベンチに返された。

▽巨人原監督(引退するDeNA中井に)「横浜で大事にされるというね。ジャイアンツで彼が18歳の時から見ていますけど、非常に逆に横浜球団に感謝しますね。まだまだ若いし、これからの方が長い。エールを送り健闘を祈るというところですね」

▽巨人畠(2番手で登板し、1回2/3を無失点。今季4勝目。引退試合のDeNA中井に右前打を許す)「個人的には中井さんに打っていただいて、その後をしっかり自分で抑えられたのは良かったのかなと」