西武から育成2位指名された関根学園の滝沢夏央内野手(3年)が26日、同校で指名あいさつを受けた。身長164センチは小粒だが、広い守備範囲を誇る強肩の内野手。「スピードを評価してもらった。プロの世界でもスピードをアピールしたい」と言った。

鈴木敬洋・育成アマチュア担当(38)は、滝沢への期待度の大きさを隠さなかった。「初めて見たときは小さいなと思ったが、こんな身体能力が高い子はいない。見た瞬間、牛若丸だと思った」と言う。守備力を高評価して「守備のスペシャリストになってほしい」と話した。

「スタートラインに立った」という滝沢は育成スタート。まずは支配下登録を目指す。目標にする選手は同じ西武の源田壮亮内野手(28)で「源田選手のように見せるプレーと安定感を身につけたい。目標の選手に追いつけるように必死でやりたい」と言う。「1軍で必要とされる選手を目指す」。164センチの全身には夢がたっぷり詰まっていた。