DeNA牧秀悟内野手が新人王争いのライバルを打つ。28日の最終戦(マツダスタジアム)は、新人王を争う栗林がいる広島と対戦する。

「まだヒットを打ててないですし、完璧に抑えられているので、なにかダメージを残るような打席にしたい」。対戦成績は4打数無安打だが、直接打てば印象が変わるかもしれない。5打席連続二塁打を放つなど、4番に入った最近14試合は打率5割9厘と絶好調。打率4位浮上と猛烈なラストスパートをかけている。

「スーパースターと言いますか、長いプロ野球歴史でも常に君臨している人」という58年長嶋(巨人)のセ新人最多二塁打を塗り替えるなど、毎日のように新人記録を更新している。仮に4打数4安打なら、打率は3割1分8厘まで上昇する。史上初となる新人の首位打者は「正直、全く狙ってはないです」。だが、8月のサイクル安打も新人史上初だった。もしかして、と思わせる存在だ。【斎藤直樹】