DeNA牧が、新人ではプロ野球3位、右打者では2リーグ制後最高の打率3割1分4厘で終えた。第2、3打席で右前打。新人の打率3割は23年ぶりで、同時に20本塁打以上は4人目。153安打は58年長嶋(巨人)に並ぶ5位。「たくさん経験させていただいた1年でした。良い時も悪い時もあったので、来年にいかして頑張っていきたい」と話した。

前半は打率2割7分7厘も、後半は3割7分1厘。最後の15試合は4番で5割1分7厘と大暴れした。坪井打撃コーチが感心するのは「縦振り」ができる技術と精神力の強さ。縦振りは、低めを右前に運ぶことができるという。精神力は「『一発芸やれよ』と言えば平気でやる。堂々としょうもないギャグを。笑わなかったら『続きまして』ともう1個やる」という。7点差の9回、最終打席は四球。三浦監督は「牧のすごさが詰まっていた打席」と、雑にならず出塁に徹した姿勢を評価した。

◆牧秀悟(まき・しゅうご)1998年(平10)4月21日、長野県中野市生まれ。松本第一では甲子園出場なし。中大では3年春に首位打者、同秋にMVP。ベストナイン4度(遊撃手1度、二塁手3度)。3年時の日米大学野球で日本代表の4番。20年ドラフト2位でDeNA入団。今年3月26日、巨人との開幕戦に3番・一塁手でプロ初出場。178センチ、93キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1300万円。

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