先発のヤクルト奥川恭伸投手(20)の自身初の2ケタ勝利がお預けとなった。

今季9勝で迎えたマウンド。1回1死から2安打を浴び、1死一、二塁のピンチを作るも、4番西川の痛烈なライナーに体を反応させて捕球。飛び出していた一塁走者小園が戻り切れずに、一塁転送。無失点で切り抜けた。2回以降は無安打で広島打線を封じ、3回2安打無失点で降板。「立ち上がり少しバランスが良くなかったですが、尻上がりにしっかり修正できたので、そこは良かったかなと思います」と振り返った。

打線は2回宮本の左犠飛で先制。1点リードだったが、奥川は勝利投手の権利を持つ前に、同じく9勝の2番手小川に託した。