中日の立浪和義新監督(52)が、FA戦線への参戦とトレードの封印を宣言した。30日、地元、東海テレビのドラゴンズ情報番組「ドラHOTプラス」に生出演。「トレードはいろいろと難しい。ないに等しいです。FAでも(選手を)取らない」と明言した。

09年の現役引退以来、12年ぶりに竜のユニホームに袖を通す新指揮官は、国内での戦力補強合戦への参戦封印を早々と口にした。11月4日からナゴヤ球場で始まる秋季練習では陣頭指揮を執る。「効率よく練習して、個々のレベルアップ」がテーマ。午前中を投手陣、午後から野手陣と、2部制の練習で現有戦力のチェックと底上げに取り組む。

戦力流出阻止にも積極的に動く。「近いうちに3人とは話したい。間違いなく欠かせない戦力」と、今季国内FA権取得条件を満たした又吉、祖父江、田島のリリーフ陣の慰留へ、11月4日以降に直接対話を持つことも明かした。

また、番組内で自らの背番号について、現役時代の背番号「3」を反映させた「73」をつけることを示唆した。【伊東大介】

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