中日立浪和義新監督(52)が7日、強竜打線の「8020」トリオ誕生を願った。名古屋市内で愛知県歯科医師会のトークショー「ウエルネス8020」に「県民健口大使」として出席。80歳で20本以上の歯を保つことを提唱するイベントに絡めて来季80打点、20本塁打を打てる打者を問われ、ニヤリ笑って即答した。「3人ぐらい欲しいね。筆頭はビシエドで、(高橋)周平、それと新しい外国人も含めて」。18年に26本塁打を放った主砲ビシエドと調査中の新外国人、そして高橋周の名前を挙げた。

高橋周は4日からナゴヤ球場で始まった秋季キャンプで4人いる「強化選手」の1人。この日も早出で、京田らと3日連続で下半身強化の内野ノックを1時間こなした。「内野で1時間くらい球を受けられる体力がつけば、打撃にも生きてくる」。残りの1時間は打撃練習に費やし、通算404本塁打の中村紀打撃コーチらの指導で年間20本塁打を打てるよう改造中だ。

中日で3人が20本塁打と80打点をクリアしたのは、リーグ制覇した10年が最後で、和田(37本、93打点)ブランコ(32本、86打点)森野(22本、84打点)だった。今季チーム打率2割3分7厘、405得点はともにリーグワーストで5位に沈む要因になった。新「8020」トリオ誕生が、強竜打線復活の証しになる。【伊東大介】