ヤクルトが2試合連続の0封勝ちで、アドバンテージ1勝を含む対戦成績を3勝0敗とし、日本シリーズ進出に王手をかけた。

“神走塁”の次は“神スイング”だった。2-0で迎えた6回2死満塁。塩見泰隆外野手(28)がカウント2-2から5球目の直球を左中間にはじき返した。走者一掃の適時三塁打。巨人先発の菅野をKOする貴重な一打となった。前日のCSファイナル第1戦では、村上の遊飛で三塁からタッチアップして先制の生還。“神走塁”として注目されていた。

投げては先発の高橋奎二投手(24)が6回を2安打無失点の好投。スアレス-清水-マクガフとつないで、巨人打線を封じた。無傷での王手は、CS突破確率100%。過去18チームがすべて日本シリーズに進出している。

▼ヤクルトとオリックスが勝ち、アドバンテージの1勝を含めて3勝0敗。今日の試合で○か△で日本シリーズ進出が決まる。シリーズ出場をかけたプレーオフ、CSで先に王手をかけたチームは昨年まで38チームのうち35チームがシリーズに進出。出場を逃したのは77年ロッテ、10年ソフトバンク、12年中日だけで突破確率92%。今回のように無傷の王手は過去18チームがすべて進出し突破確率100%。

▼ヤクルトとオリックスが<1>戦に続いて完封勝ち。プレーオフ、CSでチーム2試合連続完封勝ちは16年ファイナルS<1>、<2>戦広島以来4、5度目。パ・リーグではオリックスが初めてで、ヤクルトは15年ファイナルS<2>、<3>戦に次いで2度目。連続完封勝ちを2度やったのはヤクルトが初めてだ。日本シリーズでも2試合連続完封勝ちは99年ダイエーまで6度しかなく、3試合連続は過去になし。ヤクルトとオリックスが今日の試合でポストシーズン史上初の3試合連続完封に挑戦する。

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