少年よ、自主性を身に付けよ。DeNA森敬斗内野手(19)が28日、横浜スタジアムで行われた「キッズベースボールフェスティバル」に参加し、野球少年に助言を行った。

小学生の間に身に付けてほしいこととして「自分から練習する癖」を挙げた。「技術とかじゃなくて、ちゃんと、自分で練習すること。やらされるのではなくて、自分から練習する癖をつけること。向上心を持って」と話した。

中学時代は島田ボーイズ(静岡)でプレーし、桐蔭学園(神奈川)から高卒ドラフト1位でDeNAに入団した。エリート街道を歩んでいるが、後悔があるという。「僕は小学校、中学校、高校と、なかなか練習をガンガンやる方ではなくて、なかなか自分からできなかった。どちらかというと、サボってしまう部分が多かった」と告白し、反省した。

2年目の今季は中盤から1軍に定着したが、入団当初は苦労したという。「プロになって、自分の時間が増えて、自分でやらないといけないところが多くて苦労した」。プロは個人事業主。ライバルと差をつけるには、自主練習しかない。自らを反面教師として挙げながら、プロ野球選手を目指すのならば、早期に自主性を身に付けることを願っていた。【斎藤直樹】