ヤクルト石川雅規投手(41)が3日、ライアン小川泰弘にエールを送った。

小川泰弘は来季、4年間務めた中村の後任として新選手会長になる。投手で同職を任されるのは、球団では11年の石川以来、11年ぶり。「久々の投手ということで、年齢的にも一番いい時期だと思うので、立場が人を変えるじゃないですけど、いい選手会長になるんじゃないかなと思います」と期待した。

リーダーだからあれをしろ、これをしろと言うつもりはない。「主将もいますし、僕の時は宮本さんがいらっしゃったり、館山がいたり、すごくサポートしてくれた印象がある。小川の色を出して、みんなでサポートしながら、いい方向にチームが進むようにやってもらえたら」と後方支援していく。

この日は神宮のクラブハウスを訪れ、体幹とストレッチ、バイクで汗を流した。「今年はオフが短い。5日間くらい休みましたけど、動きたいので」と精力的にトレーニングを続ける。オリックスとの日本シリーズ第4戦(東京ドーム)では6回1失点と好投し、歴代年長2位の41歳10カ月で日本シリーズ勝利投手になった。「自分自身に期待したいですし、でも期待して裏切られたことも何度もありますから。キャンプインまでしっかり準備したい」と意気込んだ。【鎌田良美】