巨人若林晃弘内野手(28)が10日、都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、600万円増の年俸2800万円で契約を更改した。球団からは複数ポジションを守れることなどを評価され「満足して野球をやらせてもらっている。いい評価をしていただいて、来年また頑張ろうという気持ちになれた」とほおを緩めた。

今季はオープン戦からアピールを続け、自身初の開幕1軍入り。3月26日のDeNAとの開幕戦(東京ドーム)では「2番二塁」で開幕スタメンを勝ち取ったが、翌27日の走塁時に右太もも裏を負傷。4月には新型コロナウイルスに感染とアクシデントにも見舞われた。だが両打ちで内外野を守れるユーティリティー性を発揮し、自己最多の96試合に出場。打率2割3分9厘、5本塁打、16打点をマークした。

来季の目標には二塁の定位置奪取を掲げた。今オフは右打席での打撃強化を重点課題に挙げた。「毎年毎年勝負ですけど、特に来年は大事になってくる。いつまでも勇人さん(坂本)に頼ってもいられない。そこは僕とかがしっかりと後を継いでいけるような選手になっていかないといけない。責任もって、自覚もってやりたい。勝負強い選手になれるようにやっていきたい」と決意を示した。(金額は推定)