スコアボードに“たこ焼き”を並べる? オリックスのドラフト1位東北福祉大・椋木蓮投手(21)が11日、大阪市内のホテルで新人選手入団会見に出席し、背番号「15」を披露。最速154キロ右腕は「1年目から即戦力として、チームに足りないピースを埋めていければ」と誓った。起用法は未定ながら「どっちもやりたい」と先発、救援の両にらみで「100勝100セーブ」を目標に掲げた。

山口県で生まれ、高川学園-東北福祉大と進んだ。関西には初めて足を踏み入れ「なんでやねん!」を新鮮に感じるという。ただ、名物のたこ焼きには羨望(せんぼう)のまなざしを送る。大学時代の自室にたこ焼き器を備えるほどのツウで「クルッと回すのが楽しい。めんたいこ、明太マヨが味が好きです」と告白。ソースの香りが漂う本場に「いろんな店を回ってみたい」と胸を躍らせた。

野球での“たこ焼き”といえば、形が似ていることからスコアボードに0が並ぶこと。椋木は好物を並べるほど100勝100セーブに近づける。対戦したい選手を問われると「西武の森友哉選手。フルスイングの相手と真っ向勝負したい」と度胸よくアッツアツの宣言。さっそく来年3月25日の開幕戦(メットライフドーム)で実現する可能性がある。勝負どころで0点に封じ、ニックネームの「ムック」を浸透させる。【真柴健】