今季最後まで優勝争いを支えた阪神佐藤輝明内野手(22)、中野拓夢内野手(25)、伊藤将司投手(25)のルーキー3人が15日、NPBから「新人特別賞」として表彰された。3人は東京都内のホテルで開催された表彰式に参加。広島栗林、DeNA牧も含め今年のセ・リーグの新人王争いはハイレベルな争いだった。

4球団競合の末入団したドラフト1位の佐藤輝は前半戦で20本塁打、横浜スタジアムでは場外アーチをかけるなど豪快な打撃で、全国の野球ファンが注目する選手となった。相手に研究された後半戦は打撃不振に苦しんだが126試合でチーム最多の24本塁打を放った。64打点はチーム4位だった。

ドラフト6位の中野は開幕直後から遊撃のレギュラーをつかむと積極的で守備範囲の広い守りでチームを救った。30盗塁で盗塁王も獲得した。

ドラフト2位左腕の伊藤将は即戦力の期待通りに1年間先発ローテーションを守り抜き、球団新人左腕では67年江夏以来54年ぶりの2桁勝利を挙げた。