ソフトバンク森唯斗投手(29)が23日、ペイペイドーム内で契約交渉に臨み、現状維持の年俸4億6000万円プラス出来高で更改した。4年契約の2年目が終了。「最悪の年だった。また来年はしっかりやってやろうという思いです」と、振り返った。

今季は5月末に左肘を手術。ルーキーイヤーから続いていた7年連続50試合以上登板がストップした。30試合で1勝3敗、15セーブ、防御率4・03に終わり「このままでは終われない。もう1回体を作り直してやっていきたい」と気持ちを新たにした。

兄貴分と慕っていたサファテが、今季限りで現役を引退した。18年途中に守護神を継承した森は、「彼の分もやってやろうと思っているし、来年は僕の中で勝負の年だと思っている。またゼロからやってやろうかなと思っています」。来季はFAで新加入する又吉をはじめ、岩崎も「9回の男」として候補に挙がっている。

「いいピッチャーはなんぼでもいる。もう1回、あそこ(9回)で投げにいきます」。主戦場を簡単には譲らない。