楽天守護神の松井裕樹投手(26)が「マー君メンタル」で、安定感をさらに高めていく。

今季から復帰した田中将大投手(33)とは練習前後も一緒に過ごす時間が長く、その姿勢に刺激を受けてきた。「田中さんもシーズン通して良い悪いがあったと思うんですけど、クラブハウスでの過ごし方だったり、表情だったりが上下したかといえば、それはなかった。常に同じメンタルで次の登板に向かって準備をしていく。ブレがなかった」。松井は今季、0勝2敗24セーブ、防御率0・63。先輩を見て学んだ不動心で、さらなる高みを目指していく決意だ。

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また、田中将からの助言にも共感したという。「『常に見られていることは意識しろよ』と。僕もそこは大事なことだと思っていました。田中さんからも言われて、意識しながら過ごせたかなと思っていますし、これからもそうありたい」。先発とリリーフの違いこそあれ、ともにチームの中心。「自分はやられた後とかも明るく元気よくというタイプ。落ち込んでしまったらチームにも少なからず影響がある。心配されるような選手であってはいけないので」。先輩の言動を胸に心身共に強く、来季も守護神として君臨していく。