ロッテのドラフト3位広畑敦也投手(24)が8日、弾き語りで入寮した。芸達者ルーキーはタクシーで到着。身軽に見えたものの、ネタは前日までにしっかり郵送済みだった。祖母からプレゼントされたギター。ぜひ1曲、と促されると「あいみょんのマリーゴールドのサビをちょっと」と、いきなり目をUの字にして高音から歌い出した。

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帝京大2年の時から始めた。演奏経験はなく、しかも独学ながら40曲近いレパートリーがある。大好きなコーヒーを飲みながら練習し、地元の友人たちにも披露してきた。右手と左手、違う動きで音楽を作る。「(もともと)リズム感があまりないので」と、投球にもつながる効果が生まれ始めている。

入団発表では「M」ポーズを披露した即戦力右腕は、またしても自分自身でハードルを上げ、さて次は。「大先輩の里崎さんもライブやられてたので、ああいう場面でできればいいかなと思ってます」。帝京大とロッテの先輩、里崎智也氏(日刊スポーツ評論家)の現役時代のように。即戦力右腕はエンターテイナーも狙う。【金子真仁】