ロッテのドラフト2位、池田来翔(らいと)内野手(22=国士舘大)が新人合同自主トレに励んでいる。ピンストライプのユニホームを着るのはキャンプイン後ながら、精力的に汗を流す。

千葉県内の小学生から選抜、結成された「マリーンズジュニア」時代にも、サイズは違うが、同じデザインのユニホームを着ていた。もう10年前。チームメートはそれぞれの道を歩く。

「何人かはLINEやSNSで連絡をとるぐらいなんですけど、ほぼほぼの人が10年も話していない状態だったので」

それが…。ドラフト会議の1カ月後くらいに、突然寄せ書きを贈られた。「1人が代表として持ってきてくれたんですけど。何も知らず、ドッキリという形でビックリしました」。入寮時にも持参した。

「うれしかったですね。みんな、ロッテのユニホームを着ている一員なので」

寄せ書きを受け取り、1人1人にお礼の連絡をした。「また、そこからつながっていければなと思います」。きっかけがあれば、止まっていた時計はまた動く。【金子真仁】