ソフトバンク王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー(81)が19日、ルーキーに約7分にわたる熱血訓示を行った。

この日、福岡・筑後市のファーム施設を訪れて新人合同自主トレを初視察。冒頭に「体の節々で痛いところはない?」と言葉をかけ「プロの練習だから緊張してやっているだろうけど、実際にやってみたらそんなに差はないからね。とにかく自分のためにしっかりやっておかないと」と、身ぶり手ぶりでアドバイスを送った。ドラフト1位の風間球打投手(18=ノースアジア大明桜)ら新人19選手も、真剣なまなざしで会長の言葉を聞いていた。

訓示では「故障しないということをしっかり頭に入れて」。「君たちはプロに入るための資格がある位置にいる。(コーチに)全部教えてもらおうなんて考えは持たなくていい。野球のことはできるっていう、そのくらいのプライドを持っておかないとこの世界はダメ」など、言葉に熱を帯びていた。