ソフトバンク石川柊太投手(30)が26日、福岡・筑後市のファーム施設で自主トレを公開した。午前11時から室内練習場でネットスローやサブ球場でランニング。「走り方や投げ方1つ1つを丁寧にしています。今回の自主トレで、いいフォームやしっかりとした動きを突き詰めてやってきた。そういったところを意識して今日はやりました」と、充実感を漂わせた。

昨季は自身初の開幕投手を務めた。156回1/3はチームで唯一の規定投球回到達者。主に先発で28試合6勝9敗、防御率3・40に終わったが、中盤はリリーフも担うなどフル回転の1年だった。

チームは昨季、8年ぶりのBクラスに終わった。投手陣の柱だった石川も責任を背負う。「秋は寂しかったという思いがすごく強くて。指をくわえて見ているだけみたいな。CSや日本シリーズを見て、もっとあの舞台に立ちたいなと思った。そこに向けてのモチベーションは強い」。20年に11勝で最多勝と勝率1位の2冠に輝いた右腕は、逆襲を誓った。