日本ハム五十幡亮汰外野手(23)が、陸上界のスペシャリストから個人レッスンを受けた。臨時コーチを務めた元陸上10種競技日本王者で日本フェンシング協会会長を務める武井壮氏(48)の講義後、同氏とBIGBOSSに呼ばれ、3人が集合。新庄監督の「今から五十幡がマンツーマンで指導を受けるから」の言葉を合図に、スタートした。

五十幡は50メートル5秒6、中学時代にはサニブラウン・ハキームに勝ったことがある快足の持ち主。「パフォーマンスを出していく上で、すごく大事なことは普段の運動のクオリティーをあげること」と教わった。新人だった昨春キャンプでは、左太もも裏を痛め離脱。ケガ防止のトレーニング方法も伝授された。

BIGBOSSは昨年11月、面識のなかった武井氏にコーチを依頼。飛躍を期待する2年目・五十幡を「球界で一番走れて、機動力ある選手に」とお願いした。骨盤の向きなど細かな部分までレッスンを受けた五十幡は「教わったことを生かして、野球界で一番速いのは五十幡だと言ってもらえる走りを見せられたら」。球界トップレベルへ、スピードを磨いていく。【田中彩友美】