昨年、都市対抗野球初出場を果たしたエイジェックの最速150キロ左腕、林明良投手(23=関東学院大)が4日、栃木市内の球場でブルペン入りし調整した。

直球に加えて、キレのあるスライダーやカットボール、スプリットを投じた。ロッテ、オリックスなどでプレーした小林雅英投手コーチ(47)のアドバイスを1球ごとに受けながら、フォームを微調整。小林コーチから「ナイスボール! 」の声が飛ぶと、林は笑顔を見せた。

オフも休まずに投げて、コンディションはいい状態。「今も球速は出ていると思う。シーズンに入ったら155キロを目指しています」と話した。エイジェックに加入した時から体重は10キロ以上増えて183センチ、90キロの体格。昨年の都市対抗に初出場し、初戦のNTT西日本戦に先発して7回を被安打5の無失点に抑えた。しかし初白星には届かず「昨年の反省は四死球。テイクバックやリリースの位置を意識的に変えています」と制球力の向上に取り組んでいる。

2年目の今年は、ドラフト解禁。昨年の都市対抗で、注目度も一気に上がった。プロの世界も「いきたいですね」と意識しつつ、「今年は研究されると思うので、もっとレベルアップしたい。都市対抗では絶対に1勝したいし、優勝もしたい」と力強く話した。