精度向上!! ヤクルト奥川恭伸投手(20)が8日、沖縄・浦添でキャンプ4度目のブルペンに入り、初解禁のフォーク3球を含む66球を投げ込んだ。これまでも使っていた球種だが「昨年よりもいいフォークを投げたいので。握りも、腕の振りも、イメージも、いろいろ試したい」と試行錯誤しながら、精度を高めていく決意だ。

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第2クール最終日。嶋と星稜高の後輩となる内山壮を相手にブルペン捕手を右打席に立たせ、実戦をイメージした投球。初披露のフォークについては「まだまだだなと思った。しっかり練習していかないと」と振り返ったが、ここまでの調整については「順調にブルペン回数も、球数も増やしていけてる段階。あとは変化球だったりを突き詰めて、実戦まで持っていければ」と手応えを示した。

昨季はチームトップタイとなる9勝を挙げた若き右腕。持ち味の力強い直球と2種類のスライダーに加えて、フォークの精度を上げ、さらなるスケールアップを目指す。【鈴木正章】