巨人原辰徳監督(63)が、今季初の紅白戦での若手のアピール合戦に目を細めた。

トミー・ジョン手術あけで先発した育成の堀田賢慎投手(20)が1回無安打無失点、最速148キロの力強い直球を披露。打線では高卒2年目の中山礼都内野手(19)が3安打と成長ぶりを示した。

試合後の原監督の主な一問一答は以下の通り。

 

-目立った選手は

今年は、ケガ人が本当に少ない状態でね、どちらかというとチーム内でも競うという意識が出ていると感じました。あえて個人的な名前はまだ使いたくないんですが、中山礼都君とかね、2年生(高卒2年目)であれだけ堂々とした、守備も打撃も含めてね、実戦向きなのかなというね。いい意味でちょっと驚いているところもありますね。

-堀田も堂々たる投球

ねえ。いいスタートを切ったと思いますね。

-誕生日だった大城は2安打

彼は昨年はレギュラーとして、中心選手の1人でしたから。さらに上昇してほしいなと。でも本当の意味で野球に対して、厳しい野球をやろうとしている姿は、結果も出ましたしね、続けていってもらいたいなと思いますね。

-中山は二塁も守った

いろいろ可能性はあるしね。北村もいいものはでていると思いますよ。そのへんは可能性を非常に強く感じた選手ですね。(中山は)僕が大学2年生のときと比べるとはるかにいいと思いますよ。

-捕手は横一線と言っていたが

今日はやっぱり慎之助(山瀬)の肩ね。守備力というのは素晴らしいなと。これからどう判断するか分かりませんけれど(沖縄・那覇キャンプには)キャッチャーは3人連れていきますからね。山瀬という、プロとしてあの守備力。バッティングはともかくとしてね。スローイング、フィールディングは練習から光るものがあるしね。ゲームでも発信力だったり、扇の要として、いいものを(山瀬が自主トレで弟子入りした、ソフトバンク)甲斐くんが教えてくれているのかもしれないね。