ものすごい18歳、ここにオリまっせ~。

オリックスのドラフト5位池田陵真外野手(18=大阪桐蔭)の猛アピールが止まらない。ロッテ戦(京セラドーム大阪)の3回に代打で途中出場し、開幕投手を務める石川の初球を捉えて、右前打を放った。「控えから出る立場だったので、いつ出てもいいように準備はしていた。初球が甘い球だったので、思い切って打っていこうと」。プロ入り初の本拠地の打席には「すごく打ちやすい雰囲気だった」と好感触だった。

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これで実戦8試合で16打数8安打の打率5割と絶好調だ。18歳の新顔が開幕1軍入りへ、懸命にアピールを続けている。中嶋監督は「いいと思いますよね。初めての対戦で(ボールを)見ていくことが多いはずですけど、初球でタイミングをしっかり合わせて打つというのができている」と積極性を高く評価した。池田は「とにかく新鮮な気持ちを持って(打席に)向かっています。力負けしないように振っていきたい」と、元気ハツラツだ。

チームの外野陣は主砲の吉田正、昨季本塁打王のラオウ杉本、リードオフマンの福田、さらにはドラフト4位の渡部遼人外野手(22=慶大)が存在感を示している。狙う開幕1軍の椅子へ-。自らのバットで、道を切り開く。【真柴健】