先発した広島九里亜蓮投手(30)が5回まで3被弾を含む8失点と炎上した。

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立ち上がりは1回2死から中村奨にカーブを左翼席に運ばれた。3回まではそのソロを含めて2安打に抑えたが、4回に佐藤都、山口の連続長短打で1点を失って同点されると、5回につかまった。1死後、連打と死球で満塁とし、マーティンに右前2点適時打。さらにレアード、佐藤都に2者連続本塁打を浴び、この回だけで6失点となった。

またも、苦手のZOZOマリンで大量失点した。公式戦では16年、2回8失点。18年は5回2/3で6失点と、プロ通算2戦2敗、防御率16・43と苦手にしていた。

開幕2カード目初戦の先発が決定的な先発の柱にとって、シーズン前最後の1軍での調整登板は散々な結果に終わった。

「ランナーをためてから長打を打たれてしまえば、大量失点につながる。そこは反省したい。何か絶対、原因がある。映像を見直した上で、その部分をしっかり自分で見直して、しっかりと投げる準備をしたい」

中6日で予定するウエスタン・リーグのソフトバンク戦(由宇)で修正し、シーズン初登板となる29日阪神戦(マツダスタジアム)に臨む。【前原淳】