ロッテ佐々木朗希投手(20)が、28年ぶりの完全試合を達成した。

井口資仁監督(47)は試合後に「三振数もそうですが、9回もしっかり投げ切れたということ、その中で完全試合ということで、本当にすばらしい投球です」と絶賛。「まぁ、いずれやるだろうなとは思っていましたけど、こんな早い段階でこういう試合ができるとは思わなかったですね」と興奮しながら話した。

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ドラフト会議で1位競合の末に井口監督が当たりくじを引き当てた。「ドラフトの時から、こういうすごい投球ができる投手だと思って取っているので、こういう形で達成できたことは朗希自身が一番すばらしいことですが、チームにとってもプラス」と若者の活躍をたたえた。

今季から担当する木村龍治1軍投手コーチ(51)も「1戦目でうまくいかなかったこと、2戦目でもできなかったことがそれぞれできて。今回の登板前も反省点をぬかりなく、丁寧にやっていました。今日はパーフェクトという形になりましたけど、それまでの過程で自分で主導権を握って投球できていたから、こういうふうにつながったと感じます」と振り返った。

学生時代から取り組んできた柔軟性を高める意識には、一目置いているという。「可動域が確保できるというのは、毎回同じ球が投げられる再現力にもつながります。故障のリスクも減ります。小さい頃からの継続が今に至っている」と速球の原動力を分析した。

開幕3戦目を任せ、日曜日のローテーションが続いている。「今のマリーンズのエースは石川」としながら「いずれ初戦を投げられるような選手になっていけばいいと思います」と期待していた。【金子真仁】

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