阪神が開幕から黒星を積み重ね、16試合消化時点でプロ野球史上ワーストの勝率6分7厘となっている。SNS上では「暗黒時代」のワードが多く飛びかう。阪神の「暗黒時代」といえば…。

【関連記事】阪神ニュース一覧>>

85年に球団唯一の日本一。86年は3位だったが、03年にリーグ優勝するまでは「亀新フィーバー」で沸いた92年を除きすべてBクラス。87年から02年の16シーズンで、最下位に沈んだのは半数を超える10度を数えた。その間、すさまじい負のデータが並ぶ。87年には球団最低勝率の3割3分1厘、95年には球団最多のシーズン84敗。98年と99年には12連敗を記録している。

 

村山実監督や吉田義男監督ら過去の監督経験者も登用しても実らない。99年からはヤクルトを3度日本一に導いた野村克也監督に託したが、3年連続最下位。中村勝広監督や藤田平監督も低迷期を指揮した。

 

今季限りでの退任を表明している矢野燿大監督も、現役時の98年から暗黒時代の阪神でプレー。日本ハムの新庄剛志監督も89年ドラフト5位で阪神入りし、00年オフにメッツへFA移籍するまでプレー。投手では川尻哲郎、藪恵壹、湯舟敏郎らが在籍した。