お笑いコンビ「マテンロウ」のアントニーが初の甲子園マウンドで始球式に臨んだ。

もともと野球少年だっただけに、初の甲子園マウンドに「『アメトーーク!』とか『すべらない話』とかの200倍ぐらい緊張しました」と興奮気味。直球がやや高めに浮き、「悔しいですね。体のキレがちょっと仕上がっていなかった。大体このタイプのピッチャーは高めに球が上ずる。キューバの中継ぎみたいかもしれません」と独特の表現で反省した。

阪神ファン歴25年の32歳。この日はひそかに電撃入団の可能性も探っていたという。「今日の投球次第では新外国人選手としてどうかなっていうアピールもあったんですけど…。僕の最速116キロのストレートでなんとか投げ込めたかな」と言いつつ、手応えがなかったのか苦笑いだ。

チームは開幕9連敗スタートを乗り越え、試合前時点で6連勝中。1人の虎党として「2週間前はちょっと(優勝を)諦めていた」と本音もこぼした上で「でもやれるぞ、と。打線もめちゃくちゃ当たりだしてきたし、近本さんの守備もいかついので、センターに飛んだら全部アウトみたいな状況じゃないですか。この波で15連勝、20連勝して優勝してほしいですね」と目を輝かせていた。

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