西武内海哲也投手兼任コーチ(40)が7日日本ハム戦(ベルーナドーム)で今季初登板、初先発する。

6日はベルーナドームで調整。ダッシュなどで体を動かした後には軽くブルペンに入り、フォームのバランスを最終確認した。実績十分な左腕も朝、起床した時から「何かちょっとやっぱ違うな」と胸の鼓動は高まっていた。翌日のマウンドに向けて「緊張しています。がちがちとかじゃなくて、いい緊張というか、久しぶりの感じ」と語った。

ファームでは3試合に登板し、18イニングを無失点と好投を続けていた。昨年6月10日以来の1軍マウンドになる。「背伸びしても一緒。ファームで投げているようにしかできないと思いますし、それ以上背伸びしようとしたら逆に空回りすると思う。変わらず1球1球投げ込めればいいかな」。相手はBIGBOSSこと新庄監督率いる日本ハム。「楽しそうに野球やっているので、負けじと僕も楽しんで。チャンスをいただいたので、思いっきり投げたい」。等身大の姿で、かつ楽しむ心を忘れずに投げ込む。

現在、通算投球回は1995。5回を投げきれば、史上92人目の2000投球回にも到達する。「そこは考えずに与えられた1イニング1イニング、1人1人をしっかり投げていきたい。その結果、そうなればうれしい」。記録は考えず、目の前に集中していく。

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