立正大が国士舘大を破り、2つ目の勝ち点を獲得した。

一打で決めた。1-1と同点で迎えた6回1死満塁。7番の宇津木帝凱(たいが)内野手(3年=日大三)が、左越えに走者一掃の3点適時二塁打を放ち、試合を決めた。

相手2番手・重吉翼投手(3年=日本航空石川)が投じた3球目の直球を振り抜いた。「直球が良い投手だったので狙ってました。外野フライでも1点だったので、思い切っていこうという考えでした」と力を込めた。

高校通算29本塁打と長打力が自慢だ。目標とする選手は、本塁打パ・リーグトップ(12日試合前時点)の西武山川穂高内野手。「体形も自分に近いところがあると思うので」と、身長170センチ、体重84キロの宇津木は笑顔で話した。

金剛弘樹監督は宇津木の打撃について、「『1球目はとりあえず見よう』っていう子もいる中で、初球から振っていける。そこを買って使っています。今までチャンスで打てなかったりしたんですけど、これが自信になってくれれば」と話した。