ソフトバンク前監督の工藤公康氏が22日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演。10日の広島戦の8回からプロ初登板した中日根尾昂外野手(22)について語った。

工藤氏は「2軍でも投げていたのを考えれば、立浪監督はいろんな根尾君の可能性を引き出すために、今回のように登板させたのかなと思う。今、二刀流を大谷君がやっているように、日本人が二刀流というのもあってはいいのかなと思う。彼はバッティングもいいし、150キロを投げているというのを考えれば、その可能性を大いに引き出すというのは、ありかなと思います」とコメント。

リモート出演のご意見番の上原浩治氏は「ピッチャーとしての根尾君というよりも、野手の中での根尾選手ですよね。他のピッチャー陣を休ませるためにというところですよね。点差が開いているときにしか使うことはないかなと思う。ピッチャーとして鍛えるのであれば、2年、3年必要ですよね、いますぐピッチャーでというのは厳しいと思う」と語った。

根尾は控え野手でベンチ入りし、1-10の8回に6番手として1軍公式戦初登板。初球に高校時代と並ぶ最速150キロをマークし、15球で打者4人を1安打無失点に抑えた。