法大が東大戦に2連勝し、勝ち点を3に伸ばして今春リーグ戦を終えた。

今季4試合目の先発となった尾崎完太投手(3年=滋賀学園)は3回以降、キレのある変化球を中心に組み立てた。7回を被安打2の無失点に抑え、役割を果たして初勝利。「捕手の(村上)喬一朗さんと話して配球を決めて、それがテンポの良さにつながったと思う。途中からは、思い通りにコントロールができました」と振り返った。

1回2死一、二塁で野尻幸輝外野手(4年=木更津総合)の右前適時打で1点を先制。

5回には敵失で1点を追加。7回は、敵失と斉藤大輝内野手(4年=横浜)、海崎雄太内野手(4年=埼玉栄)の適時打などで一挙5点を追加した。主将の斉藤大は「中盤に点が取れなくて嫌な雰囲気だったので、チームで『ここで1点取ろう』と話していた」と話した。

今春リーグ戦を、加藤重雄監督(66)は「後半はよく打線が点を取ってくれた。尾崎は完封させたかったが、バテた。秋に向けて、またやり直したい」と総括。斉藤は「ビハインドでも、ベンチは『いけるぞ』という雰囲気になったのが、1番変わったところ。法大が変わるのろしになったと思う」と秋に向けて手応えをつかんでいた。

▽東大・梅林浩大一塁手(今季全試合で4番を務め最終戦に2安打) 走者をかえすことが仕事と思ってやってきたが、まだまだ力不足です。もっと精度を上げて秋は4番を全うしたい。