楽天は26勝15敗1分けの首位で交流戦へ臨む。好スタートを切った要因は、西川遥輝外野手(30)の活躍。打率3割3分3厘、5本塁打、21打点、7盗塁で3、4月の月間MVPに輝いた。開幕直後は選手9人、コーチ1人の新型コロナ陽性者を出したが、大崩れすることなく、序盤を戦い抜いた。

コロナ禍でエース則本を欠いたが、代わって1軍合流した涌井や田中将、岸、早川ら先発陣が好投を続けた。打線もかみ合い、4月26日ロッテ戦から球団最長となる11連勝。勝率は一時8割を超えた。

一方で、5月に入ると西川の月間打率は1割7分6厘と下降し、浅村も同1割8分1厘。1番と3番という打線の軸が状態を落とし、得点力に苦しんだ。11連勝が止まった5月11日からは2勝9敗。2位ソフトバンクにゲーム差を1・5まで詰め寄られた。

新外国人のギッテンスや涌井、ブセニッツが骨折で離脱。苦しいチーム状況は続く。好不調の波は出たが、結果的には貯金11で交流戦に臨む。石井GM兼監督は「良くやってるかなと思います。1つ1つに区切っちゃうと最近のことになってしまう。全体的にみるとしっかりと戦ってくれている」。選手たちの戦いぶりを評価した。【楽天担当=湯本勝大】

楽天ニュース一覧はコチラ>>