今春リーグで躍進した京大は5位に終わった。4回に犠飛で先制され、6回に4安打を集中され、失策も絡んで5点を失った。勝てば1982年の新リーグ発足後、初の3位だったが、果たせなかった。

先発の水江日々生投手(3年=洛星)が序盤から力投。球を低めに集める丁寧な投球で4者連続三振を披露するなど、3回まで無失点だった。だが4回に失策絡みで走者を三塁に置き、先制の右犠飛を許した。水江は4回1失点で降板した。打線も3回に無死三塁の先制機を築いたが、1死後、スクイズに失敗。プロ注目の近大先発、久保玲司投手(4年=関大北陽)を前に決め手を欠いた。

今春は近田怜王新監督(32)のもとで関大、立命大から勝ち点を奪うなど、めざましい成長ぶりを示してきた。リーグ戦最終戦も、1勝1敗で迎えた近大に食らいついていたが、健闘も及ばず、春が終わった。