日本ハム新庄剛志監督(50)は3番野村佑希内野手(21)、4番清宮幸太郎内野手(22)、5番万波中正外野手(22)の「ロマン・クリーンアップ」で交流戦初戦に臨む。

新庄監督は試合前に「今日は3番と4番を変えてみた」と、4番起用を続けていた野村を3番、3番が多かった清宮を4番にした。理由は「なんか神宮、慣れてるらしいじゃない。(清宮の)打席での感覚が昔を思い出して、左中間あたりに放り込んでくれるイメージ。放り込まなくてもね、左中間にツーベースとか。そういうイメージが沸いて」と説明した。

高校時代から野球ファンを沸かせてきた魅力十分のポテンシャルトリオは、BIGBOSSが10日オリックス戦(札幌ドーム)から打線の枢軸として固めつつある。金子誠野手総合兼打撃コーチ(46)も22日の試合後に「この2週間くらい、いい雰囲気だなっていうロマンを感じていました」という若き大砲トリオが、クリーンアップを固めた8試合でチームは6勝2敗で平均得点は4・75点。今季の1試合平均3・29点と比べて1・46点も得点力が上がっている「ロマン・クリーンアップ」打線がセ界デビューする。

DH制のないセ・リーグ主催試合で注目の先発加藤貴之投手(29)の打順は8番となった。BIGBOSSは「9番が1番からの攻撃で、浅間君から1番につなげて」と狙いを話した。ちなみに、社会人時代に内野手としてプレーしていた経験がある加藤は、昨季の交流戦では3打席に立って2安打1四球で打率10割。1年前も神宮でのヤクルト戦で中前打を放っている。

また、ルーキーの上川畑大悟内野手(25)を1軍初昇格で即先発起用した。

スタメンは以下の通り。

1番中堅 松本剛

2番遊撃 上川畑

3番三塁 野村

4番一塁 清宮

5番右翼 万波

6番捕手 宇佐見

7番二塁 石井

8番投手 加藤

9番左翼 浅間

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