専大が今季最終戦を白星で飾り、9勝3敗、勝ち点4の2位で全日程を終えた。

3番の南保良太郎外野手(4年=星稜)が、先制打を含む2打数2安打3打点の活躍でけん引した。

昨秋は4割1分7厘で首位打者に輝いた。今季は1厘差で首位打者を逃したが、打率4割5厘と好成績をマークした。「昨日は自分の結果にこだわりすぎてしまい、5打数1安打でした。首位打者はほとんど諦めて、『チームのために打とう』と気持ちを変えたところ、今日の結果につながりました」と、丁寧に振り返った。

専大は今季、優勝した東洋大相手にのみ勝ち点を落とした。「東洋大戦では好機で打てなかった。そこが反省点です。細野くんは、今まで対戦した相手の中で一番良い投手でした。スライダーも真っすぐも一級品」。それまでは、高校時代に対戦した現・巨人戸郷翔征投手が一番だったが、更新したという。チームとしても、個人としても、好投手に対する対応力を秋までに育てる。