阪神ジョー・ガンケル投手(30)が投げては6回1/3で5安打1失点の好投、打っては先制打を含む猛打賞と、投打の活躍で勝利に大きく貢献した。

同投手は4月24日ヤクルト戦以来の2勝目。阪神投手の猛打賞は16年メッセンジャー以来の快挙だった。チームは先発全員安打、甲子園で今季最多となる、17安打6得点の猛攻でカード勝ち越し。BIGBOSS率いる日本ハムとの3日からの3連戦(甲子園)に向けてはずみをつけた。試合後の矢野燿大監督(53)の一問一答は以下の通り。

-ガンケルが投打で活躍

「いやあ、ピッチングにね、バッティングにね、なかなかランナーが出ても点がとれないという中で、バッティングもみせてくれましたね」

-投球の評価する部分は

「投球のテンポもよかったですしね、ストレートの走りも、走ってました。初対戦で向こうにタイミングをとらせない、しっかりしたスイングをさせないというような投球をしていたので、大丈夫だなというふうには思っていました」

-先制適時打の直前に愛斗の好守備もあったが、打ってよし投げてよしだった

「流れ的にね、ヒットは出て、ランナーは出て、点をとれないというのはずっと続いたんでね。あの1点というのは大きかったですし、あの後も続いたんでね。本当にガンケルが流れを変えてくれましたね」

-ガンケルの後、アルカンタラが上位打線で踏ん張った

「あの2つのアウトというのはね、本当に流れを食い止める、アルカンタラの気持ち。そして丁寧に投げるいうところはしっかり出してくれた。本当に大きな2つのアウトでしたね」

-7回は大山の今季初犠打の後、糸原に適時打が出た

「あのバントもね、1点取られた後でしたし、この1点が相手に与えるダメージは大きいですし。健斗(糸原)があのあと打ってくれたっていうことでバントも生きましたし、なかなか点取れない中、こういう野球をやっていく必要があるかなと思います」

-2日連続の1番島田がいい活躍をした

「本来ね、去年も後半も1番でずっと出るような力をだんだん付けているのは、こっちも評価をしていた。ここにきて、ようやく出てきてくれたんで、いろんな形で何かを育てたいと思っているし、島田が出ることでうちの強みの足が使える攻撃になっていくので、いい働きをしてくれたと思います」

-今季最多の17安打、先発全員安打、打線が上向きになるいいきっかけになれば

「そうですね。全体的に当たりが出てきていますし、僕自身を含めてどうやって点につなげていくかをやっていけるような状態に上がってくれたと思います。これからまだ残り試合はたくさんあるんで、各自の状態を上げるっていうのは絶対必要なんで、きっかけにしていきます」

-3日からは日本ハムBIGBOSS監督との対決になる

「新庄監督に注目が集まると思いますし、いろんなことを今シーズンの中でもいろんな野球を挑戦しているのでね。僕たちは僕たちの野球に集中することしかできないんで。一番は僕たちが超積極的にいくというのは、きょうもやっていますし。まずは僕たちの野球をしっかりやりきりたいと思います」