日本ハムがソフトバンク10回戦(ペイペイドーム)に完敗し、今季初の6連敗を喫した。

負の流れは、初回の攻防で決した。

1回の攻撃。2死一、三塁で、新庄剛志監督(50)は5月の対戦でも決めた重盗で先取点を狙ったが、捕手の甲斐が二塁への偽投から三塁送球。指揮官も「初回からサードスローが来て、びっくりした」。試合開始直後に、走者を二塁へ進める覚悟で勝負をかけたソフトバンク側の守備網にひっかかり、三塁走者の石井が三本間で挟殺された。

直後に試合の流れを決定付けられた。先発上沢が「出はなをくじかれて…」と振り返った1回裏。1番三森を2球で追い込みながら、粘られて10球目で四球を与えると、犠打を挟んで3番柳田に右翼へ先制10号2ランを被弾した。毎回被安打で6回途中5失点で5敗目のエースは「悔しい気持ちでいっぱい」と、言葉を絞り出した。

これで交流戦明けは6戦6敗で借金は昨季のワーストに並ぶ、今季ワースト更新の「17」も、新庄監督は目先の成績は眼中になし。胃腸炎で欠場した清宮の代わりに一塁を守って好守を披露した、外野が本職の浅間に「もう7年半くらいしているくらいの守備をしていて、うまかった。これがきっかけで浅間君、レギュラー取るかもしれない」とBIGBOSS。「連敗してますけど、来年のレギュラーを奪い合うために一生懸命やっている選手たちの成長を見ているのが、今日はすっごい楽しかった」。この状況が必ず選手の力に変わっていくと、信じた。【木下大輔】

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