ロッテが連敗し、18イニング連続無得点となった。これで71試合を消化し、26日のオリックス戦でペナントレースを折り返す。

借金はこの日で「3」となった。借金10への転落を2度回避するも、勝率5割復帰にも2度失敗し、今に至る。シーズン半ばになってもブランドン・レアード内野手(34)とレオネス・マーティン外野手(34)が低調で、得点力不足の原因になっている。

機動力を絡めたつながりを、キャンプからテーマに掲げてきた。一方でこの日も、2回無死一塁で5番レアードが粘ったものの三ゴロ併殺打。井口監督も「何とかつないでいかなくちゃいけないところでした」と指摘する場面で、あっさりチャンスをつぶした。

レアードは5発、マーティンは3発と交流戦でやや復調の気配をを見せたものの、レギュラーシーズン再開後の7試合は、2人合計で31打数2安打、打率0割6分4厘と再びトンネルに。ともにシーズンのOPS(出塁率+長打率)が0・6台にとどまり、スタメン落ちのケースも出てきた。

救援右腕オスナの1軍合流に伴い、外国人枠の関係で遊撃エチェバリアが2軍再調整となった(再登録は30日以降)。打力を期待されて1軍にいるレアード、マーティンが“つなげられない”悪循環にいる。

外国人枠について、井口監督は21日の報道対応では「エチェバリアも抹消期間が明ければすぐに入れ替えもできるので。シーズン終わるまで、レアードも含めて競争だと思います」と話している。【金子真仁】

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